世界大百科事典(旧版)内の《俗権論》の言及
【ウィクリフ】より
…76年権力者の意をうけ,ロンドン市内で反政府的高位聖職者を俗事に汲々たる者として批判し,教会当局の忌諱にふれる。このころ主著《俗権論》(1376)を著し,神の恩寵のうちにない者にはいかなる権威も権力もないとし,さらに教会の首長たるローマ教皇の権威と権力を一般的に否定。教会財産の国庫への没収を教会純化の手段として是認した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」