《孟子》(読み)もうし

世界大百科事典(旧版)内の《孟子》の言及

【四書】より

…中国の《論語》《孟子》《大学》《中庸》の総称。〈学庸論孟〉ともいい,儒教思想の真髄を得たものとして宋の朱子学以来尊重されてきた。…

【中国文学】より

…戦国の政論家〈説客(ぜいかく)〉の雄弁術のめざましい発達は,対句(ついく)の技巧の成長を促し,散文は急速に進歩した。〈諸子〉の著作の中で,儒家の《孟子》と道家の《荘子(そうじ)》とが文学的にはすぐれていた。比喩の巧みさと話題のゆたかなことは共通するが,《孟子》は説得力に富み,《荘子》は逆説にみちつつ壮大な想像の世界を描く。…

【孟子】より

…孔子の孫の子思の門人に学び,儒学に通じてのち,斉の宣王に仕え,王道の理想を説いた。宣王は孟子の学説に傾聴し,孟子もその実現に期待したが,結局失敗に終わった。それで魏国に行き恵王に説いた。…

※「《孟子》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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