世界大百科事典(旧版)内の《日清戦争実記》の言及
【写真】より
… たとえば,日本においては,明治の北海道開拓の組織立った記録が,田本研造(1831‐1912)らによって撮影され,今日それは,撮影者の意図を超えたレベルで,時代の貴重な記録(ドキュメント)としてその価値を再認識されている。また陸軍測量部員小倉倹司らの従軍撮影による《日清戦争実記》などの出版(1894)もみられた。海外の例をみると,1855年にイギリスのロジャー・フェントンRoger Fenton(1819‐69)が世界で初めての従軍写真家としてクリミア戦争を撮影し,これを元とした木版刷りの絵が新聞に載せられた。…
※「《日清戦争実記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」