いざや(読み)イザヤ

デジタル大辞泉 「いざや」の意味・読み・例文・類語

いざ‐や

[感]《「や」は間投助詞》誘いかけるときに用いる語。さあ。いざ。
信頼、義朝おつるなり。―とどめん」〈平治・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いざや」の意味・読み・例文・類語

いざ‐や

感動〙 (「いざ」に間投助詞「や」の付いたもの。中世に多く用いられる) 相手を誘うときなどに呼びかける語。また、あることを思い立って実行に移そうというときに発する声。さあ。いざ。いざよ。
※能因本枕(10C終)一四〇「いさや、これ殿上に行てかたらむとて、中将新中将六位どもなど、ありけるはいぬ」
※金刀比羅本保元(1220頃か)下「鎮西八郎こそ生捕られて渡さるるなれ。いざや見ん」

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