うなうな

精選版 日本国語大辞典 「うなうな」の意味・読み・例文・類語

うな‐うな

〘名〙 (「うな」は「うぬ(汝)は」の変化したもの。「うな」といってにらむところから) おどし叱ることをいう幼児語
※雑俳・柳多留‐九(1774)「くどかれた乳母うなうなをしなといひ」

うな‐うな

〘副〙 (「と」を伴って用いる) 力なく、なよなよとしている様子。うならうなら。
※土井本周易抄(1477)二「うなうなとしてそなへなうて居れども、人がをつるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「うなうな」の意味・読み・例文・類語

うな‐うな

《「うな」は「うぬ(汝)は」の音変化》「うな」と言ってしかることをいう幼児語。めっ。
「憎いおっかあめだの。―をしてやらう」〈滑・浮世風呂・前〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android