しかと(読み)シカト

精選版 日本国語大辞典 「しかと」の意味・読み・例文・類語

しかと

〘名〙 (花札で、もみじ絵柄の鹿が横を向いていて、それが一〇点札であるところからという) 故意相手やものごとなどを無視することをいう俗語多く「しかとする」の形で用いる。

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デジタル大辞泉 「しかと」の意味・読み・例文・類語

しかと

[名](スル)《花札の、10月の絵柄である鹿がそっぽを向いているところからという》俗に、無視すること。また、仲間はずれにすること。
[補説]昭和30年代後半から若者の間で使われ始めた。

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