しこたま(読み)シコタマ

デジタル大辞泉 「しこたま」の意味・読み・例文・類語

しこたま

[副]数量の多いようすを表す俗な言い方。たくさん。どっさり。「しこたまもうける」「しこたま詰め込む」
[類語]山ほどたんまりたくさん多く多い数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜいおびただしいいっぱいあまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり十二分に豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみ十分しっかりがっつり大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しこたま」の意味・読み・例文・類語

しこ‐たま

〘副〙 数量が非常に多いさまをいう俗語。たくさん。どっさり。しこだめ。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)宮三「田舎うばしこたま喰て御意に入」
牛山ホテル(1929)〈岸田国士〉三「金持から治療代をしこたまふんだくってたんだからね」
[補注]語源については未詳だが、どっさりためる意の上方語、マ行下二段活用の動詞シコタメルの連用形シコタメが江戸語母音交替してシコタマとなったものか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android