どぶろく(濁酒)(読み)どぶろく

百科事典マイペディア 「どぶろく(濁酒)」の意味・わかりやすい解説

どぶろく(濁酒)【どぶろく】

清酒と同じ方法で造った(もろみ)の,滓(かす)をこしとらないもの。〈もろみざけ〉,白濁しているので〈にごりざけ〉とも。昭和の初めころまでは営業用に広く造られたが,現在は許可されていない。例外として国税庁が許可した各地の〈どぶろく祭〉がある。大分県白鬚田原神社などが有名。原料,製造法が粗雑なため,酸味が強く,粗悪なものが多いが,特有の香気をもった良質のものもある。アルコール分10〜13%。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android