なんば(田下駄)(読み)なんば

世界大百科事典(旧版)内のなんば(田下駄)の言及

【田下駄】より

…深田や湿地,葦原などに入り,作業をするときに用いる大型の下駄(イラスト)。代踏みには大きな枠型や箱型の大足(おおあし)と呼ぶ田下駄を用い,深田の稲刈りや湿地の草刈りには板型の〈なんば〉,輪かんじき型のかんじきのほか,下駄型,台型の田下駄が用いられた。弥生時代の立屋敷遺跡(福岡県遠賀郡水巻町)からは歯のない下駄型が,同後期の登呂遺跡(静岡市)や山木遺跡(静岡県田方郡韮山町)からは大足の足板や板型の〈なんば〉,下駄型の田下駄が出土している。…

※「なんば(田下駄)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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