へえ

精選版 日本国語大辞典 「へえ」の意味・読み・例文・類語

へえ

感動
① (「へええ」とのばしていうこともある) 意外なことに驚いたりあきれたりした時、または感心した時に発する語。へへえ。
洒落本甲駅新話(1775)「ヘヱ平さんかへ、又無心だろう」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「ヘヱ。よく長(おとな)しく御奉公なさいますねへ」
※洒落本・穿当珍話(1756)「『是は珍しいすきと見へませぬが何と被成た』『ヘヱ花情丈の事に付て彼是致し御無沙汰申ました』」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「『どう忘れを致ました。何処でか有たて』『ヘヱ、それは、尾張町平松の黒ぐすりでございませう』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「へえ」の意味・読み・例文・類語

へえ

[感]
感心したり、あきれたり、驚いたりしたときに発する声。「へえ、今初めて聞いたよ」
へい」に同じ。「へえ、さようでございます」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android