精選版 日本国語大辞典 「ほかと」の意味・読み・例文・類語
ほか‐と
〘副〙
① 口などを大きくあけるさま、大口に食いつくさまを表わす語。
② 激しく急に何かをするさま、力強く打ち倒したり蹴ったりするさまを表わす語。
※禅林類聚鈔(17C前)三「趙州を万仞崖よりほかとけて落す動きを成さば」
③ 急であるさま、突然ある状態が出現するさまを表わす語。
※寛永十年刊本無門関鈔(17C前)下「雲門に急に『豈不二是長拙秀才語一』と、ほかとさきを切られて不レ覚『是』と云たが」
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