アスベスト被害(読み)あすべすとひがい

知恵蔵 「アスベスト被害」の解説

アスベスト被害

1960年代〜80年代にかけて広く使われたアスベスト(石綿)による被害。2006年3月、石綿被害者救済法(石綿新法)が施行された。アスベストは断熱材などの建材のみならず、トースターなどの住居品、ベビーパウダーなどの保健衛生品など日用品に多用されていることから、安全性などに関する問い合わせが消費生活センターに急増した。アスベスト回収を口実とした不審な改修事業者の住宅訪問なども出現して問題化している。

(篠崎悦子 ホームエコノミスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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