アンジッヒ(英語表記)〈ドイツ〉an sich

精選版 日本国語大辞典 「アンジッヒ」の意味・読み・例文・類語

アン‐ジッヒ

〘名〙 (an sich) 哲学で、他から独立したそれみずからの存在自体物自体ヘーゲル弁証法では、概念自己発展能力を潜在的に秘めている無意識的な第一段階。即自。→フュール‐ジッヒアン‐ウント‐フュール‐ジッヒ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「アンジッヒ」の意味・読み・例文・類語

アン‐ジッヒ(〈ドイツ〉an sich)

自体。哲学で、人間認識から独立した事物それ自体の存在。
即自。ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第一段階を示す用語。発展の要素をすべて潜在的に含みながら、なお未発展の状態にとどまっている段階。→フュールジッヒアン‐ウント‐フュールジッヒ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android