アンタゴニスト(英語表記)antagonist

翻訳|antagonist

デジタル大辞泉 「アンタゴニスト」の意味・読み・例文・類語

アンタゴニスト(antagonist)

生体内の細胞受容体結合し、神経伝達物質ホルモンなどの作用を阻害する物質総称。受容体に優先的に結合する競争的阻害薬や、受容体の構造影響を及ぼすことで結合を阻害する非競争的阻害薬として利用される。拮抗薬拮抗剤遮断薬ブロッカー。→アゴニスト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「アンタゴニスト」の解説

アンタゴニスト
アンタゴニスト
antagonist

遮断薬,ブロッカーともよばれる.受容体に結合し,その作用を阻害する化合物アゴニストの作用を遮断するという意味のアンチ+アゴニストにもとづく命名.医薬品の多くはアンタゴニストである.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「アンタゴニスト」の解説

アンタゴニスト

 拮抗薬,括抗剤,遮断薬ともいう.受容体とアゴニストの結合を阻害して活性発現を妨げる物質であるが,それ自体に受容体と結合する能力はない.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android