エネチャージ(読み)えねちゃーじ(英語表記)ENE-CHARGE

知恵蔵mini 「エネチャージ」の解説

エネチャージ

自動車メーカーのスズキ株式会社が2012年に開発した減速エネルギー回生機構。既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーの他に高性能のリチウムイオンバッテリーを搭載し、高効率・高出カのオルタネーター(交流発電機)を採用している。通常、自動車は走行中に発電して充電するが、エネチャージでは減速時にガソリンを使わずにエンジンが動き続ける力(減速エネルギー)で発電し、充電する。これにより、発電によるエンジンの負担が軽減される。また、常時発電で消費していたガソリンが不要であることから、燃料消費も抑えることができる。14年には、このエネチャージの技術を応用した小型車向けハイブリッドシステムが同社によって開発された。

(2014-4-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android