オリンパス(英語表記)Olympus Corporation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリンパス」の意味・わかりやすい解説

オリンパス
Olympus Corporation

カメラ内視鏡を中心とする光学機器,医療機器メーカー。1919年高千穂製作所として設立,1942年高千穂光学工業と改称,1949年オリンパス光学工業に改称。1964年ドイツ連邦共和国(西ドイツ),1968年アメリカ合衆国に販売子会社を設立し,海外事業の地歩を固める。1988年にホンコンに子会社を設立したのを皮切りに,アジア製造・販売・調達拠点を展開。2003年現社名に変更。2004年映像事業をオリンパスイメージングに,医療事業をオリンパスメディカルシステムズに会社分割。事業内容はデジタルカメラ,録音機,各種顕微鏡,内視鏡など。研究開発では医療,生命科学などを手がける。

オリンパス
Olympus

ヨーロッパ宇宙機関の大型高出力実験通信衛星。 1990年代の通信・放送衛星需要にこたえることを目的とした,重量 2tクラスまで対応が可能な多目的衛星バス。3軸姿勢制御方式で,長さ 2.9m,静止軌道上の重量は約 1.4t,寿命は 10年とされている。オリンパス1は,89年7月 12日 (日本時間) に,ギアナ宇宙センターからアリアン3型ロケットにより打ち上げられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「オリンパス」の解説

オリンパス

正式社名「オリンパス株式会社」。英文社名「OLYMPUS CORPORATION」。精密機器製造業。大正8年(1919)「株式会社高千穂製作所」設立。昭和17年(1942)「高千穂光学工業株式会社」に改称。同24年(1949)「オリンパス光学工業株式会社」に改称。平成15年(2003)現在の社名に変更。本社は東京都新宿区西新宿。光学機器メーカー。医療用機器が主力。内視鏡のシェア世界トップクラス。デジタルカメラの販売や業務用パッケージソフトの開発・販売など情報・通信分野にも展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード7733。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android