カセクシス(英語表記)cathexis

翻訳|cathexis

精選版 日本国語大辞典 「カセクシス」の意味・読み・例文・類語

カセクシス

〘名〙 (cathexis) 精神分析理論で、精神的エネルギーが、特定活動観念・物・人などに向けつづけられること。特定の人や物に対する好悪感情がいつまでも続くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「カセクシス」の意味・読み・例文・類語

カセクシス(cathexis)

精神分析理論で、精神的エネルギーが、特定の活動・観念・物・人などに向けつづけられること。特定の人や物に対する好悪の感情が、いつまでも続くこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カセクシス」の意味・わかりやすい解説

カセクシス
cathexis

精神分析の用語備給,充当ともいう。心的エネルギー (リビドー) がある特定の観念や記憶,あるいは思考行動に貯留されること。たとえば愛情が特定の対象に向けられ,そこにたくわえられることをいう。対象,観念,行為のもつ感情的価値,あるいは目標と,それに対応する動機との結びつきを意味する。一般的には,ある対象に愛着執着を感じることをいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android