コスモ石油(読み)コスモせきゆ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コスモ石油」の意味・わかりやすい解説

コスモ石油
コスモせきゆ

民族資本石油精製・販売会社。1910年鉱油販売店丸善礦油部を発足。1939年新潟県下の 8製油業者が合併して大協石油設立,1941年江戸川石油を合併,1943年四日市製油所建設。第2次世界大戦後の 1950年四日市製油所再開,以後設備を拡充する一方,1964年富士石油,1967年鹿島石油,1968年アブダビ石油,新大協石油化学の設立に参加。1986年丸善石油,旧コスモ石油と合併し現商号に変更。以降,事業内容を電力卸売や液化天然ガス LNG販売,燃料電池開発などへと広げた。1989年アジア石油と合併。1999年10月,原油調達,精製,物流部門で日石三菱と提携を発表。2007年にアラブ首長国連邦アブダビ首長国の政府系投資機関である国際石油投資公社 IPICの子会社インフィニティ・アライアンスが,コスモ石油の株式の 20.79%を取得して筆頭株主となり,包括的な業務提携を結んだ。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「コスモ石油」の解説

コスモ石油

正式社名「コスモ石油株式会社」。英文社名「COSMO OIL COMPANY, LIMITED」。石油・石炭製品。昭和14年(1939)前身の「大協石油株式会社」設立。同61年(1986)旧「コスモ石油株式会社」「丸善石油株式会社」と合併し、現在の社名に変更。本社は東京都港区芝浦。石油精製・販売会社。JX日鉱日石エネルギーと原油調達などで業務提携。東京証券取引所第1部上場。証券コード5007。

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