ショートショート(英語表記)short-short

翻訳|short-short

デジタル大辞泉 「ショートショート」の意味・読み・例文・類語

ショート‐ショート(short-short)

気のきいた落ちのあるごく短い小説
[類語]コントサーガストーリーテールナラティブヌーベルノベルノベレットフィクションロマンロマンス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ショートショート」の意味・読み・例文・類語

ショート‐ショート

〘名〙 (short short story の略) ユーモアサスペンスを生かした落ちをつける、きわめて短い小説。空想科学小説(SF)や推理小説に属するものが多い。
※『黒い画集』を終わって(1960)〈松本清張〉「近ごろ流行のショート・ショートというものは、私には合わない」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショートショート」の意味・わかりやすい解説

ショートショート
short-short

小説を長さで分けて,長編 (原稿用紙 300枚以上) ,中編 (同 100~300枚) ,短編 (同 20~60枚) と考えるのが普通である。これを海外では novel,novella,short storyと呼ぶ。したがって,ショートショートはこの短編より短く,きりりとシャープな小説を意味することになる。その中に,完全なプロット,新鮮なアイデア,意外な結末の3要素を備え,短編小説に必要なあらゆる技法を内包することを条件にする。日本では以前,川端康成の「掌の小説」という試みもあったが,1969年星新一の作品が直木賞候補となって以来,よく聞かれるようになった。最近のビジュアルな雑誌の中の気軽な読み物として重宝がられている。

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