ステートフルパケットインスペクション(読み)すてーとふるぱけっといんすぺくしょん

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ステートフルパケットインスペクション

パケットフィルタリング機能に加え、アプリケーション層通信制御までを行なうファイアウォール一種。ステートフルパケットインスペクションでは、ネットワークの通信状況をつねに細かく監視し、その場面に応じた通信が適切に行なわれているかをチェックする。たとえばFTPサーバーとのやり取りの場合、コントロール用のコネクションがクライアント側から確立した時点で、次にサーバー側からデータ用のコネクション確立要求が来ることを予想する。予想通りパケットが到着すれば、(普段は破棄する)外部からのコネクション確立要求も通せるというもの。

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