ソレノイド(英語表記)solenoid

翻訳|solenoid

精選版 日本国語大辞典 「ソレノイド」の意味・読み・例文・類語

ソレノイド

〘名〙 (solenoid) 導線を一様に細長い円柱状に巻いたコイル電流を流すと、その中に一様な磁界を生ずる。線輪筒(せんりんとう)。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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デジタル大辞泉 「ソレノイド」の意味・読み・例文・類語

ソレノイド(solenoid)

導線をらせん状に巻いた円筒状のコイル。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソレノイド」の意味・わかりやすい解説

ソレノイド
solenoid

円筒形に導線を螺旋状に長く巻いたコイル。ソレノイドの半径a メートル,長さを l メートル,1m あたりの巻数n とすれば,電流 I を流すときのソレノイドの中心の磁場 H である。半径に比べて長さが十分に長いとき磁場は HnI になる。ソレノイドの自己インダクタンス L は,LKμπa2n2l で与えられる。μ は鉄などを入れたときの芯物質の透磁率で,空芯のときは空気の透磁率 μ0=4π×10-7 を用いる。K は半径と長さの比 a/l関数で,長岡半太郎によって計算されたので,長岡係数と呼ばれる。十分に長いソレノイドでは K=1 である。

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百科事典マイペディア 「ソレノイド」の意味・わかりやすい解説

ソレノイド

導線をらせんにまいた円筒状のコイル。ソレノイドコイル(円筒状コイル)に電流を流せば軸方向に磁場を生ずる。磁場中に鉄片鉄心)を置けば磁化して磁石となり,電流を切れば,磁化しない状態にもどる。

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