kotobank > テロとの戦いとは
テロとの戦い【てろとのたたかい】
1件の用語解説(テロとの戦いで検索)
知恵蔵2011の解説-
テロリズムそのものは20世紀にイギリスの北アイルランドやスペインのバスク地方などにおける民族、宗教対立の中で頻発していた。絶望と憎悪が充満した少数者が、多数者に対する復讐の手段として、一般市民をも殺傷するテロを行ってきた。2001年9月11日、アメリカで起こった同時多発テロ以来、テロは世界政治の重大な問題として注目を集めるようになった。もはやテロは国内問題ではなく、西欧文明に対する憎悪の表現となった。アメリカのブッシュ大統領は9.11以降、テロとの戦いを唱えて、テロリズムの巣窟と見なすアフガニスタンやイラクへの軍事侵攻を正当化した。また、イギリスや日本もこれに同調した。テロ対策といえば政府は、何をしても許されるという風潮が広がっており、その意味では為政者がテロを利用している側面もある。人を無差別に殺傷するテロは絶対に許されない。しかし、04年3月にマドリード、05年7月にはロンドンで、大規模なテロが起こったことに示されるように、力によってテロを完全に封じ込めることは不可能である。憎悪や怨念の原因に迫る息の長い取り組みこそが、有効なテロ対策である。
( 山口二郎 北海道大学教授 ) 出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
テロとの戦いに近い言葉→「テロとの戦争」|関ヶ原の戦い|賤ヶ岳の戦い|ワールシュタットの戦い|屋島の戦い|赤壁の戦い|山崎の戦い|昆陽の戦い|姉川の戦い|長篠の戦い
テロとの戦いの関連情報
ニュース検索
- 学校で聖典も英語も パキスタン アジアのイスラム(4)(2012-1-23)
- 米大統領が新国防戦略を発表、アジア重視と兵力規模縮小が柱(2012-1-6)
- 記者殺害、今年106人=「アラブの春」で犠牲多く—報道権利団体(2011-12-20)
- 「共生」の裂け目、欧州に試練 ノルウェー7・22テロ(2011-8-19)
- ビンラディン殺害作戦の映画化、オバマ政権「情報漏えいない」(2011-8-11)
- 北朝鮮核・新興国の軍拡対処=パネッタ国防長官初会見—米(2011-8-5)
「テロとの戦い」に関連するTwitter- Powered by twitter
ショッピング検索
「テロとの戦い」のスポンサー検索



