ネッタイイエカ(読み)ねったいいえか

世界大百科事典(旧版)内のネッタイイエカの言及

【イエカ】より

…ナミカ亜科の中ではヤブカ属と並び普遍的で種数も多い代表的な属である。アカイエカ群はなかでももっともふつうで,日本には九州以北に狭義のアカイエカC.pipiens pallens(イラスト)と冬も吸血活動をするチカイエカC.p.forma molestusが,そして南西諸島以南にネッタイイエカC.p.fatigansが分布している。いずれも人家周辺のどぶや汚水だめなどに発生するため,排・下水施設の悪い都市部にはとくに多く,こうした土地で夜間刺しにくるカの多くがこれで,しかも昼間は屋内の薄暗い隅などに潜み休むという人の暮しに密着した生活圏をもつ。…

※「ネッタイイエカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android