ネットワークコンピューター(英語表記)network computer

デジタル大辞泉 の解説

ネットワーク‐コンピューター(network computer)

イントラネットインターネットで利用することを前提に開発されたネットワーク専用コンピューター。ソフトやデータサーバーに蓄積されたものを利用するので、非常にシンプルな機能価格パソコンに比べ低くなっている。NC

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のネットワークコンピューターの言及

【コンピューター】より

…専用コンピューターは,特殊なハードウェアを使うので汎用コンピューターより性能がよくなるが,汎用コンピューターの性能向上が速いので,開発当初で1桁以上の速度差が必要である。 これとは別に,それ自身,大きなメモリーをもたず,コンピューターネットワークにつないで,必要なプログラムやデータをそのつど転送(ダウンロード)してから走らせる小型でポータブルなコンピューターをネットワークコンピューター(NC)というが,これは家庭用ゲーム機と同様,全体としてはコスト圧縮を第一義とした専用コンピューターと位置づけられる。 汎用CPUであっても,ある装置に使い方を局限するように組込んだ場合は,組み込みコンピューターと呼び,結果的に専用コンピューターのように使われる。…

【コンピューターアーキテクチャー】より

…並列コンピューターには,広い範囲の科学技術計算などに利用できる汎用並列コンピューターと応用に特化した専用並列コンピューターがある。汎用並列コンピューターはこれまでCRAY-1に代表されるパイプライン型のベクトルコンピューターが用いられてきたが,高性能なマイクロプロセッサーが安価に供給されるようになってきたので,これらを多数(大規模なシステムで数千個)相互結合網でつなぐマルチプロセッサー,さらにはLANが非常に高速(100Mbps以上)になってきたので,LAN上の多数のPCやWSを利用したネットワークコンピューターなどが利用できる。専用並列コンピューターは,画像処理(画像圧縮など),グラフィックス処理,信号処理,CAD,データベース(ソーティングやRAIDなど),人工知能(ニューロコンピューター,推論コンピューターなど)などで利用できる。…

※「ネットワークコンピューター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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