バンガロール(英語表記)Bangalore

精選版 日本国語大辞典 「バンガロール」の意味・読み・例文・類語

バンガロール

(Bangalore) インド南部デカン高原の南部にある都市カルナータカ州州都。インドの技術研究・教育文化の一中心地で、近代的な機械工業が発達し、伝統的な紡織工業が盛ん。

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デジタル大辞泉 「バンガロール」の意味・読み・例文・類語

バンガロール(Bangalore)

ベンガルール旧称

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改訂新版 世界大百科事典 「バンガロール」の意味・わかりやすい解説

バンガロール
Bangalore

インド南部,カルナータカ州南東端のデカン高原上にある同州の州都。標高約950m。人口429万(2001),大都市域人口569万(2001)。市の歴史は新しく,1537年の小城塞の建設に始まる。18世紀後半を通じてマイソールの支配者ハイダル・アーリーティプ・スルターンにより城塞と都市の整備が進められた。つづくマイソール藩王国時代には王宮のあるマイソールに対して,行政上の首都はここにおかれた。市は南西部のシティと呼ばれる旧市と北東部のカントンメントと呼ばれる新市とに分かれ,両者の間に介在するオープン・スペースにはカボン公園,州政庁,高等法院,大学,競馬場などが建設されている。旧市はかつての城市を引き継ぐ商業地区で中心にティプ・スルターン宮殿城壁の一部が残り,新市は藩王国時代もイギリス軍駐屯地としてイギリス領下におかれ,高級住宅地が広がる。バンガロールはインドにおける科学研究,近代工業の中心地の一つで,インド科学研究所のほか航空機,機械,電気,精密機械などの諸工業が立地する。第2次大戦後の発展は著しく,市の郊外にはこれらの諸工場や住宅地が広がっている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンガロール」の意味・わかりやすい解説

バンガロール
Bangalore

インド南西部,カルナータカ州の州都。州南東部,デカン高原上の標高 949mに位置。 16世紀に建設され,インド南部の陸上交通の要地として発展,1687年にマイソール藩王国領となってからはその主要都市となった。 1831年から 81年までイギリス支配のもとで行政中心地となり,独立後は国営の大工場が相次いで建設され,商工業都市となった。中心部は家屋が密集する旧市街,南部,北部は格子状の街路の新市街で,航空機,車両,工作機械 (以上国営) ,電気機械,電話機,磁器,石鹸 (以上州営) などの大工場が立地。私企業による製薬,繊維,製紙,農機具製造なども盛ん。マイソール大学の分校のバンガロール大学のほか,国立航空研究所,博物館などがある。人口 265万 659 (1991) 。

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百科事典マイペディア 「バンガロール」の意味・わかりやすい解説

バンガロール

インドのデカン高原南部,カルナータカ州の州都。ベンガルールBengaluruとも。南インド有数の工業都市。航空機,織物などの工業が行われる。とくに電子機器,精密機械を含むコンピューター産業は有名。交通の要地。標高950mの高原上に位置し,気候良好の保養地。1537年創設,1760年ハイダル・アーリーが攻略。1791年―1881年英領となり,行政・軍事の中心都市として発展。多数の公園があり,市街は広い街路が特徴的。ターター科学研究所がある。844万3675人(2011)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バンガロール」の意味・わかりやすい解説

バンガロール
ばんがろーる

ベンガルール

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