ブリジェンス(読み)Bridgens,R.P.

朝日日本歴史人物事典 「ブリジェンス」の解説

ブリジェンス

没年:明治24.6.9(1891)
生年:1819.4.19
幕末に来日したアメリカ建築家。日本最初の鉄道である新橋・横浜間鉄道(1872開通)の,両駅の設計者。元治1(1864)年ごろ来日したとされる。主に横浜居留地建物の設計を行った。作品として,山手120番英国公使館(1867),弁天灯明台役所(1869),横浜駅(1871),新橋駅(同),横浜税関(1873)などがある。また,明治初期に2代目清水喜助が設計した代表的な洋風建築,築地ホテル館(1867)にも関与したとされる。横浜の外人墓地に眠る。<参考文献>堀勇良「横浜建築家事典稿」(横浜市建築局編『横浜・都市と建築の100年』)

(清水慶一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ブリジェンス」の解説

ブリジェンス Bridgens, R.P.

1819-1891 アメリカの建築家。
1819年4月19日生まれ。元治(げんじ)元年(1864)ごろ来日して横浜にすむ。居留地住宅,商館やイギリス仮公使館,明治5年完成の横浜駅,新橋駅を設計。明治24年6月9日死去。72歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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