法則の辞典 「ボーア効果(生化学)」の解説 ボーア効果【Bohr effect】 ヘモグロビンの酸素吸収能力が,血液中の炭酸塩(イオン)濃度によって影響を受けるという現象. この効果を発見したクリスティアン・ボーアは,有名な物理学者のニールス・ボーアの父君であるが,彼の活躍した時代には,まだ今日風の溶液内平衡論や反応速度論は完成していなかった.現実にはヘモグロビンの酸素錯体形成のpH依存性にほかならない. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報