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…ストア派的英雄を主とするプッサンのテーマは,カトリックの法悦的表現の道具というよりは,王権下の秩序と品位ある市民のモラルとを称揚したもので,その芸術はフランスの国家的気運と合致し,19世紀にいたるまで同国の美術の骨格をなす伝統となった。 フランスの後期バロックは,1690年のル・ブランの死と,それにつづくミニャールのアカデミー院長就任によって区分される。ミニャールはイタリア・バロックの色彩が強く,次の院長A.コアペルはルーベンスとレンブラントの信奉者であった。…
※「ミニャール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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