ラディカル政治経済学のための連合(読み)らでぃかるせいじけいざいがくのためのれんごう

世界大百科事典(旧版)内のラディカル政治経済学のための連合の言及

【ラディカル・エコノミックス】より

…彼らは,階級社会の経済分析に道を開いている海外のマルクス経済学や,アメリカの少数派としてT.ベブレン以来の伝統をもつ制度学派などの方法をも参考にする新しい経済理論の枠組み,すなわちラディカル・エコノミックスを模索し,同時にそのような問題意識から発するさまざまな実証研究を開始した。組織的には1968年にミシガン大学を拠点として〈ラディカル政治経済学のための連合Union of Radical Political Economy〉が結成され,独自の機関誌やニューズ・レターを刊行する一方,既存の経済学専門誌にも活発に投稿を行い,アメリカ政治の非民主化傾向に批判的な大学院生などに,一定の影響を及ぼしてきている。 この学派に属する代表的な経済学者としては,《アメリカ階級構造におけるIQ》などの論文で知られるボールズSamuel Bowles(1939‐ )やギンタスHerbert Gintis(1940‐ )などがいる。…

※「ラディカル政治経済学のための連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android