ランバート・バレエ団(読み)ランバートバレエだん

百科事典マイペディア 「ランバート・バレエ団」の意味・わかりやすい解説

ランバート・バレエ団【ランバートバレエだん】

英国で最も古いバレエ団。ポーランド出身のマリー・ランバートMarie Rambert〔1888-1982〕が1926年に創立,1935年に現在の名称に改める。有能な振付家が輩出しており,アシュトンの《ファサード》,チューダーの《リラの園》などを初演したことは有名。英国の現代バレエの中心的存在。→マルコーワ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のランバート・バレエ団の言及

【バレエ】より

… イギリスは長らくバレエの輸入国にとどまっていたが,1930年〈カマルゴ協会〉が生まれ,イギリスのバレエを創造する運動が起こった。この協会は二つのバレエ団〈ビック・ウェルズ・バレエ団〉と〈ランバート・バレエ団〉(ともに1931創立)によって,古典の再演と同時にイギリス人の手になる作品を上演し,ついにイギリス・バレエという名に価するものを樹立した。以来,順調な発展を示し,ことに〈ビック・ウェルズ・バレエ団〉は〈ローヤル・バレエ団〉に発展したばかりでなく,〈サドラーズ・ウェルズ・ローヤル・バレエ団〉という別組織のバレエ団をもつほどに成長した。…

【ランバート】より

…その後ロンドンに渡り,1918年劇作家のA.デュークスと結婚。20年にバレエ学校を創立し,26年にはバレエ団を発足させ,これが後にイギリス現代バレエの中心となるランバート・バレエ団に発展する。彼女は指導者としてすぐれ,若い舞踊家に作品を発表する機会を与え,F.アシュトンA.チューダーら多くの振付者を世に送り出した。…

※「ランバート・バレエ団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android