一人口は食えぬが二人口は食える(読み)ヒトリグチハクエヌガフタリグチハクエル

デジタル大辞泉 の解説

一人ひとりぐちえぬが二人口ふたりぐちえる

生活するには、独身でいるよりも世帯をもったほうが経済的に得策であるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひとりぐち【一人口】 は 食(く)えぬが二人口(ふたりぐち)は食(く)える

生計夫婦で営むほうが、独身よりも経済的に得策であるということ。
※落語・たらちめ(1894)〈四代目橘家円喬〉「一人口は喰へねへが二人口は喰へるとか云ふ。女房と云ふ者は無くっちゃア不可ねへ」

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ことわざを知る辞典 の解説

一人口は食えぬが二人口は食える

生計は夫婦で営むほうが、独身よりも経済的である。

[使用例] 一人口は食えなくても二人口は食えるなどといって、小金を持った後家さんのところへ、入壻に世話をしよう[森鷗外*雁|1911~13]

[解説] 「一人口」は、ひとりで生計をたてること。

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