一命(読み)いちめい

精選版 日本国語大辞典 「一命」の意味・読み・例文・類語

いち‐めい【一命】

〘名〙
① ひとつのいのち生命
※東寺百合文書‐は・暦応四年(1341)七月日・若狭太良荘住人時真越訴状并具書案「彼一命知行以後者、可預賜于時真之由約諾畢」
浮世草子・好色一代男(1682)四「一命(メイ)浮雲(あぶな)く、片輪にも成程の事有ぬべし」 〔駱賓王‐幽書情通簡知己詩〕
② 死没すること。
※伊勢光明寺文書‐建長二年(1250)六月一五日・度会神主某譲状案「一命之後者、永全犬可相伝也」
③ ひとたび任命したり命令したりすること。また、その任命や命令。
④ 古代中国で、はじめて官などを授けられて正吏となること。また、その辞令官位。〔春秋左伝‐昭公七年〕

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デジタル大辞泉 「一命」の意味・読み・例文・類語

いち‐めい【一命】

人ひとりのいのち。生命。「一命をとりとめる」
ひとたび命じること。一つの命令。「一命を帯びる」
[類語]生命人命身命しんめい露命命脈せい・しょう息の根息の玉の緒

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デジタル大辞泉プラス 「一命」の解説

一命

2011年公開の日本映画監督三池崇史脚本:山岸きくみ、原作滝口康彦による小説『異聞浪人記』、撮影:北信康。出演市川海老蔵瑛太満島ひかり役所広司、中村梅雀ほか。第66回毎日映画コンクール撮影賞受賞。

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普及版 字通 「一命」の読み・字形・画数・意味

【一命】いちめい

命。

字通「一」の項目を見る

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