一盞(読み)いっさん

精選版 日本国語大辞典 「一盞」の意味・読み・例文・類語

いっ‐さん【一盞】

〘名〙
一つのさかずきや皿。
※和漢朗詠(1018頃)上「一盞の寒燈は雲外の夜、数盃の温酎は雪の中の春〈白居易〉」
② 一杯の水や酒。また、それを飲むこと。軽い飲酒。
内裏式(833)一六日踏歌式「一盞之後吉野国栖於儀鸞門外歌笛
※信心録(ヒイデスの導師)(1592)三「ミヅ issan(イッサン) ヲ ノゾミ タマエドモ」 〔杜甫‐撥悶詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一盞」の意味・読み・例文・類語

いっ‐さん【一×盞】

一つのさかずき。
1杯の酒や水。また、それを飲むこと。「一盞を傾ける」「一盞の水」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「一盞」の読み・字形・画数・意味

【一盞】いつさん

一杯。

字通「一」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android