精選版 日本国語大辞典 「七日」の意味・読み・例文・類語
なぬ‐か【七日】
〘名〙
① 日の数七つ。また、七日間。一週間。なのか。
※万葉(8C後)一七・四〇一一「近くあらば いま二日だみ 遠くあらば 奈奴可(ナヌカ)のをちは 過ぎめやも」
② 暦の月の初めから七番目の日。また特に、正月の七日、京の祇園祭の六月七日、七夕の七月七日など、特定の月の七番目の日のことを月を明示せずにいう。なのか。《季・新年》
③ ある事があった日から数えて七番目の日。七日目。
※栄花(1028‐92頃)くもの振舞「大将殿、世中の御心ちわづらはせ給けり。七日といふにうせさせ給ぬ」
④ 小児が誕生して七日目。また、この日に行なわれた産養(うぶやしない)の祝い。しちや。
※雑俳・柳多留‐一三(1778)「夫婦の取組晴天七日なり」
⑥ 女子の月経の期間。
※後水尾院当時年中行事(1681)下「月の障りの人七日の間はまひりものの清き器に手ふれず」
[補注]→「なのか(七日)」の補注
なの‐か【七日】
〘名〙 (「なぬか(七日)」の変化した語)
① =なぬか(七日)①
② =なぬか(七日)②
※読本・南総里見八犬伝(1814‐42)六「没遺(いりのこ)りたる七日(ナノカ)の月の、山陜になほ幽なる」
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