精選版 日本国語大辞典 「中有」の意味・読み・例文・類語
ちゅう‐う【中有】
〘名〙
① 仏語。衆生が死んでから次の縁を得るまでの間。四有の一つ。無限に生死を繰り返す生存の状態を四つに分け、衆生の生を受ける瞬間を生有、死の刹那を死有、生有と死有の中間を本有とし、死後次の生有までを中有とする。中陰。
※観智院本三宝絵(984)下「鮮白比丘は中有の位より衣あり」
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