五味粥(読み)ゴミジュク

デジタル大辞泉 「五味粥」の意味・読み・例文・類語

ごみ‐じゅく【五味×粥】

禅寺で、12月8日の仏成道の日に作る、五穀に味噌・酒かすを入れて作ったかゆ。臘八粥ろうはちがゆ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五味粥」の意味・読み・例文・類語

ごみ‐じゅく【五味粥】

〘名〙 禅宗寺院で、一二月八日の仏成道の日に、仏に供養するかゆ。五穀にみそ・酒かすなどを混ぜて煮たもの。温糟粥(うんぞうがゆ)臘八粥(ろうはちがゆ)ごみがゆ。
※永平道元禅師清規(13C中)知事清規「遠竊鑰匙油麺。作五味粥熟」

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世界大百科事典(旧版)内の五味粥の言及

【成道会】より

…この日臘八粥といって粥に昆布,串柿,菜などを入れたものを食べる。これを五味粥ともいう。寺によっては茶粥や甘酒などが出される。…

※「五味粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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