交戦(読み)こうせん(英語表記)belligerency

翻訳|belligerency

精選版 日本国語大辞典 「交戦」の意味・読み・例文・類語

こう‐せん カウ‥【交戦】

〘名〙 戦いを交えること。互いに戦うこと。法律では、互いに兵力をもってする敵対行為をいう。
※白石先生手簡(1725頃)七「交戦、接戦など候へども、これは決戦に比し候に大に劣り候やと被存候」 〔魏志‐武帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「交戦」の意味・読み・例文・類語

こう‐せん〔カウ‐〕【交戦】

[名](スル)戦いをまじえること。互いに戦うこと。「敵国交戦する」「交戦状態」
[類語]対戦決戦応戦抗戦大戦一戦夜戦白兵戦前哨戦実戦戦争有事戦時非常時乱世事変革命非常いくさたたか戦役せんえきえきへい兵馬へいば兵戈へいか干戈かんか会戦合戦かっせん戦火兵火戦乱兵乱戦雲戦塵せんじん戦禍せんか戦闘戦う争う渡り合う切り結ぶ一戦を交える砲火を交える兵刃へいじんを交える干戈かんかを交える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交戦」の意味・わかりやすい解説

交戦
こうせん
belligerency

事実上戦争を行なっている状態のことで,国家間の場合だけではなく,事態によっては内乱も含められる。したがって,必ずしも宣戦布告を前提条件とはしない (朝鮮戦争ベトナム戦争,印パ紛争などは,宣戦布告せずに交戦状態に入った) 。内乱に関しては,一方集団が敵対する国家権力を,国家間の戦争と同じくらいに脅かしうる程度の勢力をもつ場合,この集団は当事国またはその交戦により利害関係が生じる外国によって国際法上「交戦団体」として扱われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「交戦」の読み・字形・画数・意味

【交戦】こうせん

戦う。

字通「交」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android