京極高数(読み)きょうごく・たかかず

朝日日本歴史人物事典 「京極高数」の解説

京極高数

没年嘉吉1.6.24(1441.7.12)
生年:永和2/天授2(1376)
南北朝・室町時代守護大名。高詮の第2子で,高光の弟。病弱の兄高光の代行をよく務め,高光死没後はその子持高(持光)が幼少のため,後見人となった。しかし永享11(1439)年に持高が嫡子のないまま早世すると,その弟持清がいたにもかかわらず,高数が家督相続。これは将軍家意向によるものであった。京極家累代の出雲,隠岐,飛騨の各国守護および侍所頭人を務めた。<参考文献>『東浅井郡志』1巻

(宇野日出生)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「京極高数」の解説

京極高数 きょうごく-たかかず

?-1441 室町時代の武将
京極高詮(たかのり)の次男。兄高光,甥(おい)持高(もちたか)の2代にわたって京極家惣領(そうりょう)を補佐し,持高の死後家督をつぎ近江(おうみ)半国,飛騨(ひだ),出雲(いずも),隠岐(おき)の守護となる。嘉吉(かきつ)元年6月24日将軍足利義教(よしのり)とともに赤松満祐(みつすけ)邸で討ち死にした(嘉吉の乱)。通称は三郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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