仁右衛門(読み)にえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仁右衛門」の解説

仁右衛門 にえもん

?-1718 江戸時代中期の一揆(いっき)指導者。
備中(びっちゅう)(岡山県)新本(しんぽん)村の農民岡田藩にとりあげられた入会(いりあい)山の返還などをもとめて,享保(きょうほう)2年六蔵,甚右衛門,喜惣次とともに江戸の藩主伊東長救(ながひら)に直訴,3年6月7日処刑された(新本義民騒動)。山は返還され,4人は義民四人衆として祠(ほこら)にまつられ,現在でも毎年義民祭がおこなわれている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android