仙椎(読み)センツイ

デジタル大辞泉 「仙椎」の意味・読み・例文・類語

せん‐つい【仙椎/薦椎】

脊柱せきちゅううち腰椎尾椎との間にある5個の椎骨結合して仙骨となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の仙椎の言及

【骨盤】より

…寛骨の背方部は腸骨,腹方前部は恥骨,腹方後部は坐骨で占められ,中央部でこれら3骨が合するところの外側面に深いくぼみ(寛骨臼)があって,ここに後肢の基部骨格である大腿骨の骨端がはまりこんで関節する。 原始的両生類では寛骨は脊柱と連結していなかったが,進化した両生類以上の動物では腸骨が拡大して脊柱の一定の椎骨と関節でつながるようになり(この椎骨を仙椎という),寛骨はそれだけがんじょうな構造になった。現存の両生類では恥骨だけは成熟後も骨化せず,軟骨性のままとどまる。…

【脊椎】より

…椎骨の形態は脊柱上の部位によって多少とも異なる。最もよく分化した哺乳類では,前方から頸椎,肋骨のついた胸椎,腰椎,骨盤の要素になる仙椎,および尾椎の五つに分かれる。しかし魚類,初期の両生類,および多くの爬虫類では,頸部から尾の根もとに至るすべての椎骨に肋骨が付着している。…

※「仙椎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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