傘一本(読み)カラカサイッポン

デジタル大辞泉 「傘一本」の意味・読み・例文・類語

からかさ‐いっぽん【傘一本】

僧が破戒の罪で寺を追放されること。傘1本を持つことだけは許されたところからいう。
諸山の浮気坊主の心をとらかし…後―になる時」〈浮・曲三味線・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傘一本」の意味・読み・例文・類語

かさ【傘】 一本(いっぽん)

(破戒僧の追放には傘一本だけ持つことを許されたところから) 僧侶が追放されることにいう。
※俳諧・一息(1693か)「さして出る傘一本は寺のもの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android