兆す(読み)キザス

デジタル大辞泉 「兆す」の意味・読み・例文・類語

き‐ざ・す【兆す/×萌す】

[動サ五(四)]
草木が芽を出す。芽生える。「新芽が―・す」
物事が起ころうとしている気配がある。心の中にある感情や考えなどが生まれる。「日射しに秋の色が―・す」「淡い恋心が―・す」
[補説]とがって芽生えるものが現れ出る意の「差す」からとも、また「気差す」の意からともいう。
[類語](1芽生える芽吹く芽ぐむ萌える萌え出る萌え立つ角ぐむ芽差す・芽を吹く・芽が出る芽を出す芽出し芽立ち芽生え発芽出芽発根萌芽実生みしょう/(2催す芽生える萌芽生まれる起こる起きる生ずる発する生起する発生する湧く出来る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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