内股(読み)うちまた

精選版 日本国語大辞典 「内股」の意味・読み・例文・類語

うち‐また【内股】

〘名〙
① またの内側。足の、つけ根からひざまでの部分の内側。うちもも
温故知新書(1484)「胯 ウチマタ」
浄瑠璃・摂州渡辺橋供養(1748)五「内股な我胸中」
足先を内側に向けて歩く歩き方で、女らしいとされる。うちわ。⇔外股
柔道の技の一つ。投げ技のうち、足技に属するもの。双方が組んだ場合、相手両足の間に自分の足を入れ、相手の内股を大きく払い上げ、体をねじって投げる技。
空手の技の一つで、ひざがしらで相手の股の内側を打つもの。

うつ‐もも【内股】

〘名〙 =うちもも(内股)〔一字頂輪王儀軌音義(800頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「内股」の意味・読み・例文・類語

うち‐また【内股】

足のももの内側。うちもも。
つま先を内側に向けて歩く歩き方。⇔外股
柔道で、一方の足を相手の内股に掛けて大きく払い上げて投げる技。
[類語]内もも

うち‐もも【内股/内×腿】

ももの内側。うちまた。
[類語]内股

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