冠を曲げる(読み)カンムリヲマゲル

デジタル大辞泉 「冠を曲げる」の意味・読み・例文・類語

かんむり・げる

不機嫌になる。つむじを曲げる。「からかうとすぐに―・げる」→御冠おかんむり
[類語]むかむかむくれるおこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじけるねじくれるふくれる気色けしきばむむかつくむかっとむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然仏頂面虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い気を悪くするつむじを曲げるはらわたが煮え返るへそを曲げる怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまんわなわな虫唾むしずが走る反吐へどが出る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冠を曲げる」の意味・読み・例文・類語

かんむり【冠】 を 曲(ま)げる

きげんを悪くする。いこじになる。つむじを曲げる。
※城のある町にて(1925)〈梶井基次郎手品花火「笑はれると勝子は冠を曲げてしまった」

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