凱旋（読み）がいせん

精選版 日本国語大辞典

がい‐せん【凱旋】

〘名〙 (「凱」は戦いに勝った時奏する音楽、転じてかちどき、「旋」は帰ること) 勝利を祝う歌をうたって帰ること。戦いに勝って帰ること。凱陣。凱還。〔令義解（718）〕

※神皇正統記（1339‐43）下「安倍貞任奥州をみだりしを、源頼義朝臣十二年までにたたかひ、凱旋(ガイセン)の日、正四位下に叙し」 〔謝霊運‐撰征賦〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

がい‐せん【^×凱旋】

［名］(スル)《「凱」は戦勝のときに奏する音楽、「旋」は帰る意》戦いに勝って帰ること。凱陣。凱帰。「故国に凱旋する」
[補説]スポーツの国際大会などで勝って帰ることや、成功を収めて帰ることにも用いられる。「凱旋パレード」「凱旋公演」
[類語]勝つ・打ち勝つ・競り勝つ・打ちのめす・打倒・勝利・戦勝・制覇・凱歌を揚げる・軍配を上げる

出典　小学館

普及版 字通

【凱旋】がいせん

戦に勝ち、かちどきをあげて帰る。唐・宋之問〔軍中、人日登高、房明府に贈る〕詩　聞(きくな)らく、凱旋して騎に乘りて入ると　君が馬を走らすを看、（美しい花）を見る

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出典　平凡社「普及版 字通」