(読み)はだく

精選版 日本国語大辞典 「刷」の意味・読み・例文・類語

はだ・く【刷】

〘他カ下二〙
① なであげる。かきなでる。さする。
保元(1220頃か)下「年比日来宮づかひ、旦暮になではだけ奉りて」
日葡辞書(1603‐04)「ウマヲ fadaquru(ハダクル)
② かき落とす。こそげおとす。
※大智度論天安二年点(858)二「刮(ハタケ)(のこふ)ことを知ると、創を覆ふことを知ると」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「刷」の意味・読み・例文・類語

さつ【刷】[漢字項目]

[音]サツ(漢) [訓]する はく
学習漢字]4年
こすって清める。はく。「刷新
こすって文字を写し取る。する。「印刷縮刷増刷
[名のり]きよ
難読刷毛はけ刷子はけ刷子ブラシ

すり【刷(り)/×摺り】

印刷すること。また、その出来ぐあい。「刷りに回す」「刷りがよい」
布地染料をすりこんで模様を染めること。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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