力布(読み)ちからぬの

精選版 日本国語大辞典 「力布」の意味・読み・例文・類語

ちから‐ぬの【力布】

〘名〙
和服は、袖付(そでつけ)八つ口止まりの部分洋服は、ボタンスナップなどをつける部分に、生地がほつれないように当てる小さな布切れ
② 裁断線のほつれるのを防ぐために当てる、共切れまたは同色薄地の小さな布切れ。

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デジタル大辞泉 「力布」の意味・読み・例文・類語

ちから‐ぬの【力布】

和服の袖付け・八つ口止まり、洋服のボタン・スナップを縫いつける部分などに補強のために当てる小さな布。ちからぎれ。
裁断した角のほつれを防ぐために当てる共切れ。
和服で、絹布薄物のひとえ物の肩明き部分につける細い斜め布。

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