化成(読み)カセイ

デジタル大辞泉 「化成」の意味・読み・例文・類語

か‐せい〔クワ‐〕【化成】

[名](スル)
形を変えて他のものになること。
化合して別の物質になること。
育てて、成長を遂げさせること。
徳に感化されてよいほうに改めること。
万物を―するは、宰相のしわざなり」〈中華若木詩抄・下〉
[類語]反応化学反応連鎖反応化学変化化合合成光合成腐食漂白分解加水分解感光解毒核融合核分裂核爆発

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「化成」の意味・読み・例文・類語

か‐せい クヮ‥【化成】

〘名〙
① よい方にあらためること。転じて、新しいものをつくり出すこと。
※土井本周易抄(1477)四「天地とは天地陰陽の道が咸してこそ、万物は化成するぞ」
② 化合して異種の物質になること。
※改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉一「又此小動物等の相集り以て化成せしトリポリと称する一種の石あり」

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普及版 字通 「化成」の読み・字形・画数・意味

【化成】か(くわ)せい

教化されてしあがる。〔易、恒、彖伝〕天地のは恆久にして已(や)まず。~人其のを久しうして、天下す。

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