北野天神(読み)キタノテンジン

デジタル大辞泉 「北野天神」の意味・読み・例文・類語

きたの‐てんじん【北野天神】

北野天満宮

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精選版 日本国語大辞典 「北野天神」の意味・読み・例文・類語

きたの‐てんじん【北野天神】

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世界大百科事典(旧版)内の北野天神の言及

【宗教】より

…そのため恐るべき祟る神も鎮められ供養されることを通して,福や幸を授ける守護神へと変身することができた。たとえば北野天神は日本の最もポピュラーな神の一つであるが,それは怨みをのんで死んだ菅原道真の霊をまつりあげたものである。道真の死霊ははじめ強大な祟り性を発揮し朝野に恐れられたが,のちに祭祀をうけて守護神の地位に昇り,学問・芸術の神とされるにいたったのである。…

【祟り】より

…清涼殿への落雷から醍醐天皇の死にいたる一連の社会的・個人的な異変が,大宰府で憤死した道真の怨霊によるとされたのである。この平安朝を通じての最大の祟り霊は,やがて北野天神としてまつられ,学芸の神としての天神信仰が形成されることになった。最大の祟り霊が反転して強力な守護神に変じ,崇敬されるようになったのである。…

【天神信仰】より

…9世紀後半の元慶年間(877‐885)には京都の北野で穀物がよくみのるよう雷公をまつって祈った。10世紀になって菅原道真の御霊(ごりよう)(怨霊)が北野の地にまつられてから,北野天神への信仰が天神信仰を代表するかのようにさかんになったが,北野天神も雷や牛と結びつけられている。【桜井 好朗】 室町時代以降,菅原道真を文筆・学問の神とする天神信仰がたかまると,詩文にたずさわる五山の禅僧の間には〈渡唐天神〉の伝承が成立した。…

※「北野天神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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