十三香具仲間(読み)じゅうさんやしなかま

世界大百科事典(旧版)内の十三香具仲間の言及

【市】より

…六斎市はしだいに退化し,日常生活用品を売買する市は盆市,暮市など年2回の市となったり,または寺社の縁日・祭礼の市となって娯楽の性質を帯びるようになった。こうした市に店を出す商人として香具師(やし)が組織化されていき,香具師商人は1735年(享保20)十三香具仲間として公認された。十三香具は,居合抜,曲鞠,唄廻し,覗,軽業,見世物,懐中掛香具売,諸国妙薬取次売,江戸京都大坂田舎在々売通売,辻療治膏薬売,蜜柑梨砂糖漬売,小間物売,火打火口売の13業種の商人で,演芸的色彩が濃く,各地の市を回って営業した。…

※「十三香具仲間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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